イベントリポート /

Event report

 アイデアカー・フェスタ2017を、2017年9月23日(土)に宇都宮大学陽東地区体育館にて開催しました。

 前身であるエア・エンジン・フェスタから数えて11年目の本大会は、競技参加台数が92台と過去最多を記録しました。キットカークラスは小学3年生以下のキッズクラス、小学4年生から中学生までのジュニアクラス、高校生以上の一般クラスという3クラスに分かれて優勝を争いました。さらに今回はオープンクラスに6台のエントリーがあり、2014年以来3年ぶりにオープンクラスが成立し、ゴールを目指して熱い戦いが繰り広げられました。

 キッズクラスでは第1ヒートで「モコ」が5.97秒という6秒を切るタイムで他のエントラントを圧倒しました。このまま「モコ」の優勝かと思われましたが、第2ヒート中盤に「ギガントホウオウ号」が5.68秒というタイムで逆転、「ギガントホウオウ号」の第1ヒートのタイムは7.23秒で、一気に1.5秒以上もタイムを縮めての逆転優勝で会場を沸かせました。

 ジュニアクラスでは、「SORAタイプウィング」が5.81秒の好タイムを記録し、第1ヒートを終えました。その後の第2ヒート、第1走者の「BUNZOU RACING Leon号」が「SORAタイプウィング」を0.11秒上回る5.70秒を記録し、まさにコンマ1秒の争いを制してジュニアクラスの優勝を勝ち取りました。

 一般クラスにおいては、「木製護謨動力車」がアイデアカー・フェスタ史上最速の5.21秒を叩き出し、5.78秒の好タイムを記録した「ライトニングY」を押さえて優勝を飾りました。

 オープンクラスでは、6台の出走車両の半数にあたる3台が完走できないという波乱の展開となりました。車体の軽量化を極限まで実施した「BUNZOU RACING shino号」や、動力源である糸車を2個にして4輪駆動に改造した「ムーンチャイルド号」は残念ながら到達距離1mで競技を終え、一筋縄ではいかないレースの奥深さを知らしめる結果となりました。優勝は6.04秒を記録した「BUNZOU RACING BUNZOU号」、アイデア賞は「BUNZOU RACING shino号」でした。

 デザイン部門においては、趣向を凝らしたデザインの車両が数多く見受けられ、「SORAタイプウィング」、「ファンカー」、「Candy♡Mimo」の3台にデザイン賞が、「LG☆RunRun」に審査員特別賞が贈られました。

 その他、実行委員長特別賞として、残念ながらゴールまで数cmのところで停止してしまった「RZ」に「あと一歩で賞」を、止まりそうになりながらもジワジワ走行を続け28.74秒という大会史上最長時間でゴールした「宗一郎号」に「最長時間で賞」を贈りました。

 今大会も前年に引き続き、多くの皆さまにご参加頂き大盛況の内に閉幕しました。改めまして、ご参加並びにご協力頂きました全ての皆さまに御礼申し上げます。


大会のリザルトはこちらからダウンロードできます。